腎臓内科 |
腎臓はネフロン(糸球体という細い血管と尿細管という管のセット)という血液の フィルター装置が200万個つまっており血液中の老廃物をろ過し尿と一緒に体外に排出させる臓器です。このフィルターの働きが悪くなると尿中にたんぱくがもれ出したり (たんぱく尿)赤血球がもれ出したり(血尿)します。 フィルターの働きを示すものとしてGFRという値があります。健常人のGFRは100 ml/分ほどですが腎臓の働きが悪くなるにつれGFR値は低くなってきます。 GFR値と尿たんぱくの量によって腎障害のステージが分類されます。 |
慢性腎臓病(CKD) |
慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過するすべての腎臓病をさします。20歳以上の成人 8人に1人いると考えられ新たな国民病ともいわれています。 生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質代謝異常)やメタボとの関連も深く誰もがかかる可 能性があり自覚症状がないまま進行し心臓病、脳卒中、腎不全などを引き起こします。 適切な自己管理、生活習慣の改善、食事療法、血圧管理、血糖管理、コレステロール 管理を行うことで進行を抑えることができます。 |